液晶テレビ

液晶テレビ、という言葉を聞いたことがあると思います。しかし、この液晶とはいったい何なのでしょうか。また、その液晶というものをどのように使ってテレビを映しているのでしょうか。これらの疑問について詳しく解説していこうと思います。


液晶とは

液晶とは、物質の状態のことを表します。固体、液体、気体、というのが一般的な物質の状態なのですが、一部の物質は液体と固体の間の温度で液晶という状態を取ります。つまり、液体のような固体のようなドロドロした状態ということですね。液晶になる物質のほとんどは、極性を持った細長い棒状の有機化合物です。

液晶を使ってテレビを映す仕組み

さて、その液晶を使って一体どうやってテレビを映していくのでしょうか。

テレビの画面は層状になっていて、重要なものとしては、電光板、偏光板、液晶、カラーフィルター、偏光板、がこの順に並んでいます。

電光板は光を発するもので、カラーフィルターは光を一部吸収することで光の三原色である赤・青・緑の光を生み出すものです。そして、2枚ある偏光板は、一定の方向に振幅を持つ波だけを通す板で、2枚が90°回転した向きになっているため、通常の光を当てても一切光が通らないようになっています。

液晶は通常状態では向きがバラバラな分子が大量にあり、それぞれが光の振幅の方向をずらすことができます。そのため、偏光板同士が90°回転していても、液晶の作用によって光がある程度通過できるようになっています。

しかし、液晶に電圧をかけてあげると、分子は極性を持つので分子の向きが揃い、光の振幅の方向をずらすことができなくなります。そうすると、光は通過できなくなってしまいます。電圧を調整すれば分子の揃い具合を調節でき、光の強さも変えることができます。その光をカラーフィルターに通し、三原色を組み合わせれば、様々な色を表現することができるというわけです。



まとめ

これが液晶テレビの大まかな仕組みとなっています。普段耳にする単語でも、よく理解できていない場合がしばしばあります。そんなときに調べてみると面白いことが見つかるかもしれません。