東京大学では学習のための本が大量にあります。しかし、これは東京大学の関係者しか入ることができず、写真撮影も禁止となっているので実態はあまり知られていません。どういう図書館があり、どういう関係性になっているのかというのを話していこうと思います。
図書館の種類
まず、大きなくくりとしてそれぞれのキャンパスにメインの図書館が1つずつあります。本郷キャンパスのものを総合図書館とし、駒場キャンパスと柏キャンパスのものをそれぞれ駒場図書館と柏図書館と呼びます。
そのほかに、本郷キャンパスには各学部の図書館があります。法学図書館、理学図書館、医学図書館、のようになっています。
これ以外にも、細かい図書館がそれぞれあります。
駒場図書館
教養学部時代にお世話になったのがこの駒場図書館です。この図書館は教養学部生のほとんどがお世話になる図書館だと思います。
特徴としては、広い学習スペースがあること、どの分野の本も結構満遍なくそろっていることです。新書などの一般書もきちんとあります。私は新書がまとまっておいてあるコーナーが好きでした。
構成としては、1階が受付とパソコンスペース、2階が新書コーナー、3階が文系中心の本の場所で、4階が理系中心の本の場所、となっています。2~4階のそれぞれに学習スペースがあります。
教養学部は基本的にみんな同じ時期に試験が開催されるので、直前期になると学習スペースがパンパンになるのが東大あるあるです(笑)
総合図書館
非常にきれいな内装が施されたのがこの図書館です。入口から見えるのは赤いカーペットで、壮大さが伝わってきます。
この図書館にもやはり非常に広い学習スペースがあります。こちらの学習スペースの特徴として静寂スペースがあげられます。ここではキーボードなどの音が出るものが使えず、勉強に集中しやすい環境が整っています。タイピングが異様に強い人がいるので、このスペースはありがたいですね。
図書は専門的でないものはきちんと揃っているのに対し、専門的なものは少し古いものが多い印象です。というのも、本郷キャンパス内には学部別の図書館があるので、そちらで専門書は借りることが多いです。
各学部の図書館
各学部の図書館では、学習スペースもありますが、それよりもやはり専門書を重視したものとなっています。最新の専門書がきちんと揃っているのが特徴です。
学部ごとに図書館の雰囲気は結構違います。文学部は結構ゆったりしたスペースがあって文学を楽しめる雰囲気だったりします。どの学部の図書館であっても東大生であれば入ることができるので、東大生であれば回ってみるのも面白いと思います。
私は医学部に所属しているので、医学図書館について少し詳しめに話します。医学図書館にはコンピュータコーナー、机が広い学習スペース、本棚、くつろぎスペースがあります。本は医学の専門書が新しいものを中心にそろっており、教科書として色々なものがある医学という分野でも不足ない状況となっています。くつろぎスペースにはブラックジャックなどの医学に関連する漫画もあり、最初見たときはちょっと驚きました。
図書館ごとの連携
どのキャンパスからでもすべての図書館の本を取り寄せることができます。このシステムのおかげで、図書館全体としては国会図書館に次いで2番目の蔵書数となっています。
ネット上のシステムで本の検索をし、予約すれば、自分の近くの図書館で受け取ることができます。図書館に置いていなければ、図書館に注文依頼を出すこともできます。
まとめ
図書館は東大生には欠かせないものだと思います。私もしょっちゅう図書館で本を借りますし、夜まで勉強することも多いです。ここまできちんとした図書館は他の大学ではなかなか見られないと思います。
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