東大生のアルバイト

大学生といえば、授業、サークル、アルバイト!生活の大半がこれらで占められていますよね。

これは東大生であっても大体同じです。ただ、この中で大きく違うのがアルバイトだと思います。東大生はどんなアルバイトをして、どのくらい稼いでいるのでしょうか。



東大生はどんなアルバイトを選ぶ?

東大生のアルバイトとしては、大半の人が教育系のアルバイトをしています。やはり、高校生までの勉強の積み重ねを生かして働く人が多いのですね。

ただ、教育系のアルバイトと言っても色々な種類があるので、それらについて語っていきたいと思います。

塾のバイト

教育系のアルバイトとして一般的なのが塾のバイトですね。これは大学生であれば他の大学でもありがちなバイトだと思います。塾に行ってバイトする人は結構います。

ここで多くの人が直面するのが、東大生という利点を生かせないというところです。

大手塾では、他の大学生でもできるということから分かる通り、学校の授業の復習のような基礎的なものを扱うことが多いです。さらに、塾として方針がきちんとしているぶん、それに沿っていけば誰でもできるといえばできてしまいます。

私自身も大手塾でバイトしたことがあるのですが、ほとんど自分の知識を使うことはなく、塾の教材に書いてあることをただ読んでいった覚えがあります。ちなみに、これはダメだと思った私は3回勤務して辞めました()

さらに、大手塾ではあまり飲食店などと時給が変わりません。東京でも時給1000円くらいなので、普通にスーパーとかでバイトするのと大して変わらないわけですね。

これらのことから、東大生にはあまりおすすめのバイトではありません。ただ、色々な生徒たちと触れ合いたい、とにかくバイトを始めたい、という人は塾のバイトを勧めます。

大手塾であれば常に講師を募集しており、東大生であれば確実に採用テストを通るので、バイトに落ちるということはまずないでしょう。

家庭教師のバイト

家庭教師も教育系としては一般的なバイトとなっています。駒場東大前駅にも多くの家庭教師サイトの宣伝が載っています。

家庭教師バイトの特徴としては、時給の高さが挙げられます。家庭教師サイトの最低時給は2500円程度と、他のバイトではなかなか実現しないような時給となっています。家庭教師掲示板のようなものもあり、そこでは仲介料などがないこと、自分で時給設定ができること、もあり、さらに時給は高くなりえます。

しかし、大きな問題点として、なかなか生徒が見つからないという点があります。

誰にも教えたことがないという大学生に自分の子供を任せたくないですよね?それは東大生相手であっても同じで、なかなか家庭教師サイトで応募しても初心者では全然採用されません。

家庭教師掲示板でも同じで、それなりに実績があるか、よっぽど良い宣伝文句がない限りは、マッチングすることはほぼないです。

じゃあ、家庭教師バイトはお勧めしないかというとそういうわけではありません。時給の高さは魅力的ですし、バイト先の相手次第ではスケジュールも臨機応変に対応してもらえるからです。ネットの案件なんかがもらえたら、家でもバイトができて非常にやりやすいです。

では、どうやって仕事をゲットするのかという話ですが、ほとんどの人は先輩の引継ぎという形です。

一部仕事を得るのがうまい人だったり、バイトに本気な人だったりがいるのですね。ただ、他にもやりたいことができたり、卒業してしまったりして、その生徒たちを誰かに引継ぎたいということが出てくるわけです。

そのときに、その先輩と仲良くなると家庭教師を引き継いでくれることがあります。これが最も簡単で確実な家庭教師バイトの見つけ方だと思います。

時給の高さが魅力的な家庭教師バイト。興味のある人は先輩と仲良くしましょう。

添削のバイト

生徒と触れ合うのは難しいな、スキマ時間でお金を稼ぎたいな、という人は添削のバイトをしている人が多いです。添削のバイトとして主なものが、模試の採点です。

短答式の問題の採点だとあまり時給が良くないのですが、記述模試の添削は出来高制で、添削すればするほどお金がもらえる仕組みになっています。

さらにその単価がかなり高い!1答案1000円以上というものもザラにあり、好きな時間に行って、結構な額を稼ぐことができます。慣れてくると、単価1000円くらいのものだと1時間で45答案くらいは採点できるようになってきます。

これは人気のバイトで、授業中に添削している東大生もまあまあ見かけます。かなりおすすめのバイトではあるのですが、いくつか欠点があります。

1つ目は、選考が厳しいという点です。添削業務なので自分自身がきちんと問題を解けるようでないとダメで、結構な学力が求められます。

2つ目は、研修が結構多いという点です。模試の信頼度を下げないためには、当たり前ではありますが、長い期間をかけて研修を行います。ここがめんどくさくてやめてしまう人もいると思います。

3つ目は、稼げる時期が限られているという点です。研修のめんどくささもあって、普通は何社も応募しないと思います。そのため、各社で大学生に添削を頼むような模試は年に数回であり、常に稼げるバイトではないと思います。

他のバイトがある状態で、時期によっては一気に稼ぎたい、という人は一度応募してみると良いと思います。

東大医学部生の教育バイト

ここで度々話題に上がるのが、東大医学部生のバイト事情です。東大の中でも圧倒的に高い点数で合格した彼らの時給はどうなっているのでしょうか。

結論から言ってしまうと、かなり高い、と言えると思います。東大医学部であれば、良質なバイト案件も受かりやすいという事実があり、また家庭教師の時給も高く設定しやすいです。おそらく、家庭教師の時給の平均は6000円程度だと思います。

また、東大医学部生だけを募集しているような塾もあり、やはり時給が高くなっています。東大生をめちゃくちゃ輩出している塾の時給も6000円ほどで、ここは東大医学部生には限らないですが、東大医学部生は多く採用されていると思います。



まとめ

どのバイトであっても、結構人とのつながりというのが重要です。良いバイトをきちんと見抜くためには、その先人たちの話を聞くのが一番です。バイトを探している東大生はそのことを肝に銘じて、先輩と仲良くしましょう。

東大生以外の、好奇心で読んでくれた人はどうでしたか?予想通り東大生は稼げるなぁ、という印象ですかね。

東大生の中には、バイトをしなくても親からたくさん支給される、もっと恵まれた人たちもいるんですよね……(羨ましい)。とにかく、東大生の現状が少しでも伝わったら嬉しいです。