東大医学部

大学合格を目指すあなたは誰に勉強を教わっていますか?それはおそらく学校や塾の先生でしょう。

そんな先生方の合格した大学はどこでしょうか?自分の志望大学よりもレベルの低いところだと心配になるという意見は多いはずです。しかし、自分の志望大学やそれ以上のレベルであれば十分だと感じ、東大医学部生に教わるなんて過剰だと考えているのではないですか?

私は難関大学理系を受けるなら東大医学部生に教わるのが良いと考えています。その考えについて詳しく語っていきます。

全体の要約をまとめに載せているので、そこだけでも読んでみてください!



勉強を教わる相手に何を求めるのか

あなたは勉強を教えてくれる相手に何を求めますか?

まずは、その人自身が勉強できることが必須条件なはずです。物理を教わりたいのに物理の問題を解けない人に教わりに行く人はいないでしょう。

次に、説明するのが上手な人が良いと感じるはずです。問題を解くことができても説明が下手な人には教わりたくないはずです。説明が上手な人は「知識を不安なく確実に持っている」「自分の考えを相手に伝える能力がある」という人です。

 

ここまでの条件で、すでに一般的な塾の先生だと怪しくなってきます。

塾の先生は色々な科目を教えていることもあり、それぞれの科目のプロではありません。普通の大学に合格するためには、それぞれの科目をそれなりに解くことができれば合格できてしまいます。その人自身が勉強できるという必須条件すら満たさない可能性があります。

もし問題を解けても、知識を不安なく確実に持っている保証も全くありません。いまいち理解していないけど受験の時に問題は解けただけという可能性は十分高いです。知識があいまいな状態でも、公式だけ覚えていれば問題は解けてしまうという場合も多いです。

さらに、自分の考えを相手に伝える能力があるかについてはもっと保証ができないです。多くの塾では採用の際に相手に伝える能力があるかを審査などしません。最低限コミュニケーションが取れ、ある程度の大学には合格している、というところだけを見ています。相手に考えを伝える国語力は低くても全然おかしくないです。

 

ここまでの条件をクリアしたとしても、それが1科目だけだとまた不安な部分が出てきます。例えば、物理だけができる先生だと危ないということですね。

勉強を教わる場合、できたら自分のことをよく知っている1人の先生にいろんな科目を教えてもらいたいと思うはずです。理科は数学の知識が必要だったり、英文和訳には英語だけでなく日本語を書けなくてはならなかったりと、自分の得意不得意を知ってくれている先生のほうが教えてもらいやすいからです。

勉強計画を立てるときにも、全科目のバランスを考える必要があり、それは全科目をきちんと理解しているような先生であったほうが良いに決まっています。勉強相談をする際にも同様です。

 

以上をまとめると、勉強を教わるのに理想的な相手は「全科目について知識を十分に持ち合わせており、さらにそれを分かりやすく伝えられる人」ということになります。そして、理想的な相手である保証ができると考えられるのが東大医学部生なのです。

大学生は全科目について十分な知識があるのか

どの大学に受かっている人であれば、全科目について十分な知識を持っていると考えられるのでしょうか。色々なレベルの大学について考えていきましょう。

まず、地方国公立大学や普通の私立大学について考えます。これらの大学は正直、公式を覚えてそれなりに問題演習を少しすれば通ってしまうのが現状です。合格点も高くないことが多いので、全範囲をきちんと押さえる必要もあまりないです。

次に、地方国立大学医学部、東大京大以外の旧帝国大学(医学部以外)、早稲田慶応、について考えていきます。これらも多くの人のイメージでは難関だと思います。実際に入るのは簡単ではないのですが、それでも全科目をきちんと理解している必要はないです。得意科目については基礎部分をある程度押さえつつ問題演習を積み、他の科目は最低限でも通ってしまいます。

そして、東大京大(医学部以外)についても、上位層を除けば似たような傾向があります。合格最低点を考えると、東大理一に入るためには半分ちょっと取れてしまえば良いのです。そのため、必ずしも全範囲について深い理解を伴わないと合格できないわけではないですし、1科目ずば抜けてできる科目があれば合格できます。

 

そうなると、理想的な先生として残ってくる候補は、旧帝国大学医学部の人たちになってきます。その中でも、東大、京大、阪大、名大、は難しい問題である程度の高得点が必要になるため、基礎の深い理解と問題演習が大事になってきます。全科目について、基礎知識は十分に備えていると考えても良いでしょう。

ただ、その中でも大学ごとに結構な難易度の差はあるので、高いレベルの内容を満遍なく深く理解しているのは東大医学部生だとは思います。

きちんと相手に伝える能力はあるのか

旧帝国大学医学部に受かった人たちの多くは基礎知識を十分備えていると思われるという話をしました。しかし、それを人に伝える能力についてはどうでしょうか。

結論から言ってしまうと、伝える能力がある人もいるがない人も結構いるということになります。そのため、そこをきちんと見極めることのできるのであれば、東大医学部生にこだわる必要はないかもしれません。

しかし、東大医学部生であればほぼ確実にその能力を備えていると言えます。その根拠について語っていきます。

 

まず、大学ごとに国語の問題があるかどうかという話があります。国語が出題されるのは、東大、京大、名大、の3大学だけです。ご存じの通り、現代文の解答には論理力や伝える能力が求められます。それを確実に鍛えているのはこの3大学に受かった学生です。

また、記述式かどうかという話があります。数学や英語はどの大学でも記述式だと思うのですが、理科は東大だけになっています。他の大学では基本的に答えを書き込むだけなのに対し、東大では思考過程の説明も書きます。そのため、理科についても説明能力が鍛えられています。

これらの理由から、東大医学部に入るためには全科目について人に説明する能力がないと難しいことが分かります。

東大医学部生でも違いはあるのか

東大医学部

東大医学部生であればほぼ確実に「全科目について知識を十分に持ち合わせており、さらにそれを分かりやすく伝えられる人」だという話をしました。勉強内容について教えてもらうのであれば東大医学部生ほど信頼できる人たちはいないと思います。

ただ、勉強計画を立てるという意味ではまた別の問題が生じてくるのです。

東大医学部生の多くは中高一貫の超進学校出身です。超進学校の中高一貫では授業の進みも早く、高校受験もないので中学内容を早く終わらせ高校内容に多くの時間を割くことができます。また、多くはある有名な塾に通っていてその課題をこなすという勉強法を取っており、市販の参考書や問題集を使って自分で計画を立てて勉強を進めるという経験はないのです。

つまり、勉強計画を立ててもらうということを考えると、実際にその経験をしたことのある人のほうが安心というわけです。実際に、超進学校出身の東大医学部生が市販問題集の難易度が分からなくて、結構難しいものを初学者に渡してしまったという話もあります。自分で計画を立てて大学受験を乗り切った東大医学部生ならそういうこともないはずです。



私自身について

私は、高校3年間の独学で東大理三に現役合格し、現在東大医学部に通っています。もちろん、独学ですのですべて市販の参考書を使って勉強を進めました。そして、その経験を生かして勉強法についてブログに書いたり、勉強計画を立てるサービス受験勉強を徹底的にサポートするサービスを行なったりしています。

詳しい自己紹介は下の記事で書いているので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

また、勉強計画を立てるサービス、受験勉強を徹底的にサポートするサービス、の概要も下の記事で詳しく説明しています。

まとめ

今までの内容をまとめると以下のようになります。

 

・受験勉強の知識が身についている保証があるのは旧帝国大学医学部レベルの人である。その中でも東大医学部生は特に深い理解をしている。

・人に伝える訓練も確実に積んでいるのは東大医学部生である。他の旧帝国大学医学部の人でも人に伝えるのが上手な人はもちろんいる。

・勉強計画を立てる経験が十分にあるのは、超進学校出身者ではなく、普通の高校出身の人である。

 

長い文章をここまで読んでいただきありがとうございます。私の経験と知識を詰め込んだ大学受験対策記事をたくさん載せているので、そちらもぜひご覧ください。