ついに受験学年
受験学年に突入です。周りも段々と受験を意識した雰囲気になっていくのが感じられました。
このときには春休みに始めた難しいレベルの問題集を解くことに集中していました。やり方は基本的には標準問題集のときと同じで、分からない問題がなくなるまで何回も解こうという感じで進めていきました。
しかしながら、問題のレベルが非常に高いため、どうしても解けないままという問題が出てきてしまうようになっていました。問題数が多いため、問題ごと覚えるというのもなかなか難しく、苦労しました。これらの問題集をなんやかんや11月くらいまで解き続けることになります。
8月東大模試
ついに自分の学年としての東大模試がやってきました。目標としては、さすがに2年生のときの結果よりは高い点数を取りたい、という感じでしたかね。
結果としては駿台が230点くらい、河合塾が250点くらいでした。やはりこのあたりからの伸びが難しいみたいですね。東大模試で高得点を取るためには基礎や標準問題をきちんと解いたうえで、難しい問題もそれなりに手を出せるという必要があります。より一層勉強を頑張ろうと思った模試となりました。
本番を意識した勉強へ
この頃には東大模試の過去問などを解き始めていました。問題集と並行しながらですが、本番形式の問題を解く練習というのを始めていこうと思い立ったわけです。高校に東大模試の過去問は10年分くらいあったので、それらをどんどん借りてたくさん解きました。ここまで解いていくと、試験を受けるということに対する慣れが出てきて、本番で問題を解く感覚が磨かれていったと思います。
11月東大模試
11月の東大模試がやってきました。東大模試の過去問もそれなりに解いており、難しい問題集も大体解き終わっていることもあり、結構な高得点が期待できました。
しかしながら、結果は駿台が270点くらい、河合塾が250点くらい、という感じで、非常に微妙な結果となってしまいました。
ここまで読んでもらった人には理由が分かるかもしれません。そう、英語の勉強を非常に怠っていたわけですね。問題集として英語をほとんど解かずに東大模試の問題などを解いていたため、あまり意味のある勉強になっていなかったのだと思います。
国語もあまりやっていなかったのですが、ここはあまり大きな差の出る科目ではないので、それほど気にしていませんでした。とにかく、英語を早急に固める必要が出てきました。
英語の勉強
単語は固まっている、文法もやった、となると何の勉強が必要なのか。実際に英文を読んで解答するという問題がよく解けないことに気づき、特に和訳の書き方がなっていなかったため、英文和訳演習という問題集を解き始めました。そうすると、和訳の書き方というのを知らないことをはっきりと思い知り、きちんと学ぶことができたと思います。12月から1月にかけては、英語の勉強を中心に行う期間となりました。
いよいよ受験期
ついに受験期に入っていきます。この時期は、主に東大の過去問を解きつつ、今までやった問題集の復習などをしていました。東大の問題は昔過ぎると割と傾向が変わってきてしまうので、過去15年分くらいを中心に解いていた感じです。時間を測ってきちんと解くことをお勧めします。
センター試験対策
センター試験の対策はほとんどしていませんでした。センター模試も2回受けただけという感じで、過去問は前年の分だけ解きました。基本的にセンター試験の比重が小さいので、東大受験生はあまりセンター試験を重視しない傾向があります。
それでも社会科目だけは普段の勉強ではどうにもならないので、そこだけは直前に詰め込みました。地理選択だったので、覚える知識も少なく、一応授業でなんとなくは話を聞いていたこともあり、70点くらいは詰め込み前にも取れる状態でした。そこから、知識をちゃんと詰め込み、模試の過去問を10回分くらい解いて、その内容も全部覚えました。基本短期記憶だったと思います。
センター試験本番
いざセンター試験本番ということで、少し緊張しながらもどうにかなるだろうという感じで受けました。対策していないなりにある程度取れたかなという感じでしたね。全体で9割ちょっとという成績でした。意外にも直前に詰め込んだ地理が9割を超えて驚きましたね(笑)。なんとかセンター試験を耐えきったので、いざ2次試験本番に向けて集中して勉強という感じでした。
2次試験前日
2次試験前日は勉強せずに東京観光をしていました。ホテルから東京大学への道のりのチェックだけは行い、あとは近くをぶらぶら探索していました。東京大学の近くには上野があり、不忍池とか上野公園が綺麗だなと思いながら一日を過ごしました。
実は勉強道具は結構な量を東京に持って行っていたのですが、まったく開かずに終わりました(笑)。ただただ荷物が重くなっただけという結果となったわけですね。私の感覚としてはこの選択は良かったと思います。やはり前日はリラックスすることを心がけ、なるべく睡眠時間を多くとるということを意識しましょう。
2次試験1日目
2次試験1日目は国語と数学です。国語は古典がビックリするくらい解けなかったです。これは読んでも無駄だな、あまりちゃんと対策しなかったせいかな、と思い、現代文に多くの時間をかける方針にしました。
数学は計算ミスをしていなければいつも通りだな、といった具合でした。ただ、その計算ミスが怖かったので、あまりその話は友達ともしなかったです。おそらく大丈夫だろうという楽観的な気持ちでホテルに戻りました。(実際大丈夫だったみたい)
2次試験2日目
2次試験2日目は理科と英語です。理科は物理の問題が難しく、化学に移ったらそちらはあまり時間がかからずに解き終わったので、物理の難しい問題にじっくり取りかかりました。ただ、最終的にまともに解けなかったので、もっと細かいミスのチェックをすればよかったなと思います。その判断は難しいので仕方がないとも思うのですが、合格最低点ギリギリの人はそのあたりの選択が合否を分けるのかもしれませんね。
英語を受けるときには、もう合格した気分でいたので、結構リラックスして受けることができました。それでも問題量が多いので、最後は解き切らなそうになって焦ったんですけどね(笑)。とりあえず、大きな失敗もせずに無事に受験が終わりました。
入試本番の結果 こんな感じで私の受験生活は終わりました。自分の得点は大学に入ってから分かるのですが、総合点が400点ちょっとで、まあまあかなという感想でした。東大理系全体で考えると上位1割には入るかなくらいだと思います。 …