2018年度入試では東大医学部(理科三類)にも面接が導入されました。
今までは教養学部から医学部への進学の際に判断できるとして面接をしていなかったのですが、それにも限界を感じたのか。点数は特に課さないが、面接でも落とす可能性があるという形で行われます。
その対策法みたいなページがあり、きちんと対策しなきゃみたいな雰囲気が伝わってきますが、あまりに実態と違う!実際に面接を受けた経験をもとに実情を書いていきます。
理科三類の入試日程
まず、いつ面接が行われるかという話ですが、他の科類と同じく2日間筆記試験を受けたその次の日に行われます。
受験番号順に大きな部屋でみんなで待機させられ、呼ばれたらそれぞれ小さな部屋へ行き、そこで面接を受けます。部屋での待機中は本を読むことはできますが、電子機器の使用は禁止されています。
面接の様子
面接は試験官3人に対し受験生1人という構図になっています。
具体的に何を聞かれるかですが、まず2日間の筆記試験の出来について聞かれます。
そして「とりあえず、医学部を目指したきっかけを聞いておくね~」という感じで医学部を志望した動機を聞かれ、それ以降は調査書に書いてある内容をもとに高校時代の話をしていきます。
面白そうな課外活動について書いてあればそれについてだったり、部活の話だったりをします。聞き方はものすごくフレンドリーで、ただただ興味本位で質問しているのが伝わってきます。
普通に会話を楽しんでいると気づけば10分ほど経っており、まあこんなもんかな、となったら「面接は終了です」と告げられて終わります。
どこに重点を置いているか
東大医学部の面接は、まともに会話が成り立つかどうかにだけ注目していると思われます。
他の大学では「しっかりとした志望動機があるか」「医師としての素養はあるか」などの厳しめの目線で見られる場合があるのですが、東大はそういうことよりも「この人はまともなコミュニケーション能力があるのか」という目線で面接をしているようです。
そのため、よっぽどのことをしない限り面接で落ちることはないようです。少なくとも導入初年度の面接で落とされた人はいないみたいです。受かった人たち全員がコミュニケーション能力高いかというとそんなこともないので、最低限のマナーと普通の受け答えができていれば何の問題もなさそうです。
遅刻だけは、中に入らせてもらえなくなってしまうので、気をつけなきゃですね(実際にそういう人はいたらしいので)。
まとめ
予備校とかでは、無責任なことを言えないので、きちんとした対策法が書いてあります。しかし、実情はこのような感じです。情報収集をして、どこに重点をおいて入試対策をするのか考えるのも大事なことだと思います。
最近の東大ブームで様々なところに東大生が出ています。 その中でも最高峰「東大理三」「東大医学部」の実情って意外と知られていないのではないでしょうか。 テレビでピックアップされたり、記事に載っていたりするのは、やはりどうし …