中学校

難関大学受験では、中学校から意識している人が多いと思います。

私は高校に入るまで大学受験はまったくと言っていいほど意識はしていませんでした。しかし、高校3年間の勉強できちんと東大理三に合格しています。

そんな私ですが、中学生時代にやっといて良かったことややっとけば良かったということがいくつかあります。今回はそれを紹介していきたいと思います。



体力をつけておく

大学受験には基礎体力が結構必要です。頭を使い続けるという意味での体力も必要ですが、単純な身体の体力というのも大事になってくると思います。健康的な人は勉強もしやすいはずです。そのため、体力を中学生のときにつけておくと大学受験の時に強いと思います。

私は小学校から中学校にかけて運動をしており、それが大学受験につながったと思います。運動部に入るのが良いと思いますが、そうでなくても定期的にジョギングをしたり、家で筋トレとかをしておくと良いです。縄跳びとかも良いですよね。

高校に入ってから体力をつけようとすると、勉強をしながら運動もちゃんとしなければなりません。それは、中学までで運動をしていなかった人にとってはかなりキツイです。

長いスパンで考え、中学時代はきちんと運動をしましょう。

本を読んでおく

これはよく言われることではありますが、本を読んでおくと大学受験にもつながる部分があると思います。これには理由が3つあります

1つ目は、本を読んでいると勉強に対するモチベーションも上がりやすいからです。新書などを読んでいると「将来これに関することがしたい」というものが何かしら見つかるはずです。これは大学に行きたいというモチベーションに必ずつながります。

2つ目は、本を読んでいるなかで出てくる知識が結構大学受験でも問われるものが多いからです。勉強としてではなく興味本位で読んでいる内容が、不意に大学受験の問題で問われることがあります。また、勉強するときにも前提知識があると頭に入りやすいです。

3つ目は、本を読むと現代文が得意になるからです。現代文がすごく得意な人っていうのはやはり本を読んでいます。文章を読んでいるうちに文章を書く力もつくので、英文和訳などで表現が必要な場合にも役立ちます。

私は遊んでばっかであまり本を読んでいなかったことを少し後悔しています。高校のときにようやく少し読むようになったという感じです。「早く始めておけばよかった」とならないように、自分の興味のあるものだけでいいので読んでおくと良いです。

中学校レベルの範囲を固めておく

これもよく言われることかもしれませんが、中学校の範囲をきちんとできているかどうかで高校範囲もついていけるかがかなり変わってきます。そのため、中学校の範囲をきちんと固めておくことが大事です。

「高校範囲を先取り」というのを考える人もいるかもしれませんが、私としてはあまりオススメしません。高校範囲と呼ばれるものを3年以上やること自体がおそらくツライ、中学校範囲を固めるというのは結構大変なことである、という2つの理由のためです。

高校範囲を3年以上やると、同じものを繰り返すというのが長く続いてしまって飽きてきてしまいます。実際、東大医学部で中学校から高校範囲をやっていた人に話を聞いたところ「途中で飽きてきてモチベーションが維持しにくい」ということを言っていました。受験期になってやる気が落ちてしまうのはもったいないです。

中学校範囲というのは意外と固めるのが大変です。というのも、公立中学校とかで500点満点に近い点数が取れていても、難関私立高校に入る人たちには全然追いついていません。もし、普通の中学校の問題が簡単に解けてしまうのであれば、難関高校入試用の問題集を解いてみましょう。ここで養われる思考力は大学受験にもつながってきます。

ただ、最低限固めておくべきは普通の中学校範囲です。そこが固まっていないのに難しい問題集に手を出すのも控えましょう。

もし、難関私立高校に入れるレベルになったと感じるのであれば、そちらの勉強もそれなりにしつつ、英単語帳だけは難しいものをやってみても良いと思います。これは他の分野との関わりが小さく、結局自力でやらなければならないものなので、先にやってしまってもいいです。



まとめ

正直、私は中学生時代に大学受験について考えていなかったけど合格したという経験もあり、それほど中学生のうちから大学受験という意識を持たなくても良いと思っています。

しかし、そんな私でも普通の公立中学校のテストだけはきちんと点数を取っていましたし、運動はしていました。この2点は特に意識したほうがいい部分かと思います。

中学生のうちから大学受験を意識し続けることより、高校1年生から高校の範囲をきちんと始めていくことが大事なことだと思います。ぜひ高校に入ってからも頑張っていきましょう。