IELTS対策

みなさんはIELTSというテストについて知っていますか?このIELTSというテストは世界では最もスタンダードな英語4技能を測る試験となっています。アカデミックモジュールとジェネラルモジュールというのがあるのですが、海外の大学などへの英語能力証明として重要なのはアカデミックモジュールとなっています。今回は、IELTSアカデミックモジュールについての説明とその対策方法について話していきたいと思います。



IELTSとは

IELTSはいわゆる英語4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)を総合的に測る試験となっています。日本で有名なのはTOEFLだと思うのですが、世界ではTOEFLが年間受験者数80万人ほどなのに対して、IELTS300万人以上が受けているという試験になっています。TOEFLとの大きな違いはコンピュータで受けるかどうかという点で、IELTSはペーパーのテストになっており、スピーキングは試験官と行います。

IELTSのスコアについて

IELTSの成績は各技能について1.09.00.5刻みでつけられ、その平均点が全体のスコアとして算出されます。

一般的な大学生なら6.0をとりあえずの目標として頑張ると良いと思います。Visaの獲得ができるようになる基準が5.56.0くらいのことが多いため、この程度のスコアがあると、それなりに英語ができる人だという判断をされます。

海外留学を考えている人であれば、6.5は欲しいところで、できれば7.0を目指すと良いと思います。アメリカやイギリスの大学の留学基準を見てみると、6.5で入れる大学と7.0で入れる大学の2通りがほとんどです。とりあえず留学をしたいという場合には6.5を、何かやりたいことがあって、行きたい大学が決まっている場合は7.0ぐらいあると安心かと思います。

ちなみに、東京大学内で英語ができる人という評価がもらえるのは7.0以上となっています(語学の特別クラスに入れる)

IELTSの問題構成

試験は、ListeningReadingWriting,Speakingの順で進んでいきます。

Listeningの問題は全部で40問となっており、10問×4セクションという構成になっています。問題形式としては、スクリプトの内容に沿った単語やフレーズを解答用紙の空欄に埋めていく問題、単純な4択問題、の2パターンです。空欄を埋める問題は、表を埋めたり、図を埋めたり、多彩な問題が出てくることが特徴です。

Readingの問題は全部で40問となっており、制限時間は60分です。3つの長文で構成され、Listeningと同様な空欄を埋める問題、単純な4択問題、に加え、問題文の内容が長文と一致しているかを答える問題などの特殊な形式のものも出題されます。

Writing2問構成となっており、制限時間は60分です。図やグラフなどを見て、その特徴について150語以上で述べる問題が1つ、あるテーマについて自分の意見を250語以上で述べる問題が1つとなっています。

Speakingは試験官と11で行い、3つのパートから成ります。まず、色々な質問をされて、それについて答えていきます。その後、トピックを渡され、それについて1分ほど考え、2分間スピーチを行います。最後に、スピーチと関連した内容についての質問をされます。

IELTSの特徴

IELTSは、英検のように難しい単語が要求されたり、TOEICのような処理能力が必要だったりする試験ではありません。ごく一般的な英語の技能がきちんと備わっているかを問う試験となっています。その分、より英語力そのものが重要となってきて難しい部分があるのですが、6.5くらいまでならば独学でもある程度の努力で達成することができるものとなっています。

英検1級のような単語力が必要でないとは言っても、それなりに単語を知らないと突破できないので、単語力に自信のない人はIELTS用の英単語帳をきちんとこなしましょう。また、Writingなどで文法能力も試されているため、必要な人は大学受験レベルのものから英文法や英作文の問題に触れてから実際の対策に移った方が良いです。

IELTSの対策

具体的な対策法としては、それ用の参考書を買った方が良いのですが、簡単なポイントについて、自分の体験を踏まえて話していきたいと思います。(おすすめ参考書はページの一番下に並べてあります)

 

Listeningは、穴埋めという問題形式であることから、全体にきちんと注意を払って、埋めるべき単語を聞き逃さないようにする集中力が求められます。それから、三単現のsというような細かいところも重要なため、きちんと細かく聞く能力、およびうまく聞き取れなかった場合に文法的に正しそうなものを書くという能力、が必要になります。

すべて選択肢問題という形式に慣れている人は、とにかくたくさん問題を解いておく必要があります。慣れていれば解ける問題が慣れていないせいで解けなくなる、ということのないように対策しましょう。

 

Readingは日本人にとっては解きやすいものとなっていると思います。やはり、日本人の英語勉強はReadingに偏っているせいか、周りを見てもReadingの点数が最も高くなる傾向があります。

注意点としては、IELTS独特の形式には必ず慣れておく必要があるということ、後半になるにつれて長文が難しくなっていくので時間配分に気をつけること、だと思います。私の感覚では、長文3つの時間配分が、10分、20分、25分、+見直し5分、というような感じになると思います。

速読ができるようになっていれば、問題自体は基本的にそれほど難しくないので、ここで点数を稼いでおきたいところです。

 

Writingはおそらく最も難しいパートです。理由としては、綺麗できちんとした文章を書くことを求められているからです。

大学入試の英作文は、内容はある程度問題文に沿っていればよく、文法的におかしな面がないかどうかということが重要でした。しかし、IELTSではアカデミックで読みやすい文章というのが必要で、それを書けるようになるためには非常に時間と労力がかかるうえ、なかなか自力でできるようになるのは難しいからです。

もちろんある程度の段階までは、文法の修正と英作文の慣れによって達成できるので、このパートは最低限のスコアを取って、他のパートで稼ぐのが対策としては良いかもしれません。

もしも、本格的に対策を行いたければ、それ専門の塾だったり英作文添削をしてくれるサービスだったりがあるので、そちらを活用するのが良いと思います。

 

Speakingは日本人が苦手とするパートとなっています。日本人は英語をしゃべり慣れていない上に、文法とかを気にしすぎてガツガツ話していくということが苦手、という人が多いからです。

一般的な対策としては、きちんと声を出す練習をしましょう。これをするだけでも大きく変わっていきます。最初のパートの対策として、この質問には自分だったらこのように答えるな、というリストも作っておくとよいです。

本格的にスピーキング対策をする場合には、英語学習に興味ある友人と英語で会話したり、英語圏の友達を作って話したり、ネット英会話のようなものを活用したりするとなお良いです。実際に人と話すという経験が本番でも役立ちます。

1人でゲーム感覚でスピーキング練習できるアプリもあり、これはいつでもどこでも常にスピーキングの練習ができるものとなっています。空いた時間をスピーキング練習に充てられるという優秀なアプリだと思います。無料お試しもできるので、ぜひサイトを覗いてみてください。

自分に合った対策方法を選択して行なっていきましょう。



まとめ

英語能力そのものも大事ですが、自分の能力をきちんとした形で示すことも大事となっています。世界に通用するためにIELTSは必須というレベルにまで達しています。この記事を読んで興味を持った人はぜひ挑戦してみてください!!

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