人間ドック

みなさんは健康について普段意識していますか。若い人はそれほど気にしていない人が多いかもしれませんね。私自身もまだ大学生ということもあり、常日頃健康を意識しているかと聞かれるとそうではないですね。

しかし、段々と年を取るにつれて病気にもかかりやすくなっていくと思われるため、意識していく必要があります。意識した結果何をするのかというと、食生活に気をつけたり運動をしたりというのがメインだと思いますが、それに加えて人間ドックも考えてみてはいかがでしょうか。今回はその概要について、誰にでも理解できるように簡潔に概要を話していきます。



人間ドックとは

人間ドックというのは健康診断の一種です。労働基準法などでも定められている健康診断の一種となっており、健康保険組合によっては一定年齢以上で補助金が出るものとなっています。

昔は病院という場所は病気になった人を治すことに特化した施設となっていました。しかし、戦後になってからは予防医学という観点から健康診断などが重視されていっています。実際に、予防医学の方が費用がかからず、病気に苦しむ必要がなくなるので良いですよね。

人間ドックの検査項目

人間ドックにはいろいろなオプションがあるのですが、今回は標準的な全身検査について話していきます。
全身検査の検査項目は、身体測定、血圧測定、心電図、眼科検診、聴力検診、呼吸機能検査、X線検査、血液検査、尿検査、便検査、内科検診、というようなラインナップになっていることが一般的となっています。

身体測定

身体測定では、身長と体重からBMIを求めたり、腹囲を測定したりします。この検査で主に分かるのは肥満かどうかというところです。肥満は色々な疾患に繋がるリスク因子となっているので、人間ドックに限らずに自分で常日頃から意識しておくべき内容となっています。ただ太っているだけだからと思わずに、正常範囲に保てるようにしたほうが良いです。

血圧測定

血圧測定は、収縮期血圧と拡張期血圧という2つの血圧を測ります。収縮期では心臓が血液を押し出しているので高い値が、拡張期ではそれに比べて低い値が出ます。いわゆる、「上が130で下が95」と言うときの2つの値ですね。血圧が高いと血管に負担がかかり、動脈硬化に繋がっていって心臓の病気の原因となります。

心電図

心電図では心臓の動き全般について測ることができます。心臓の動きが変だと不整脈や心筋梗塞が疑われます。不整脈なんかは自覚症状がある場合も多く、不整脈となっているタイミングで検査を行うとも限らないため、検査で大丈夫であったとしても、おかしいと思ったタイミングで病院に行くことをおすすめします。

眼科検診

眼科検診では、視力測定、眼圧測定、眼底検査、などを行います。視力検査はみなさん学校などでも行うものと同じです。眼圧測定では、緑内障のような病気のリスクが分かります。眼底検査では目の奥の状態について写真を撮るなどして判断します。

このときには瞳孔を開く目薬を使うので、常に眩しく感じるという不思議な体験ができます。目の奥の状態を観察するという検査なので、色々な病気について調べることができます。

聴力検査

聴力検査は低音域の音、高音域の音、の2種類が小さな音であっても聞こえるかどうかというのを測定します。聴力は高齢になるにつれて徐々に衰えていくのが自然なことなので、高齢者の方が基準が緩くなっていることもあります。

呼吸機能検査

主に肺活量について調べます。どのくらいの量の息を吸って吐けるか、また1秒間でどのくらいの量の息を吸って吐けるか、などを測定します。性別や身長などから算出される予想肺活量に比べてどの程度なのかということによって、病気がある可能性が分かります。

X線検査

X線検査では、胸部や腹部に腫瘍のようなものが見えないか、形がおかしくはないかなどをみます。X線の性質上、変なものがある場合には白く映ったり普通とは違うように映ったりするので判別できるわけですね。

血液検査

血液というのは全身を循環していることもあり、からだ全体について分かるものとなっています。最近の技術では、血液を見るだけでガンになっているかどうかも判断できる場合があります。

血液から分かる主な病気としては糖尿病などが挙げられます。自覚症状をきちんと判別するのが難しい病気が多いので、検査を受ける意味が非常にあると思います。

尿検査

尿にあるタンパクや糖の量などを調べます。これらが尿に出てきてしまっているということは、血液に異常がある、もしくは、腎臓がうまく尿を作りだせていないということになります。

便検査

便に血が出ているかというのを調べます。血が出ている場合には消化管病気が疑われます。

内科検診

一般的に内科に行った時に受けるような検査です。他の検診で見つけきれなかったものについて聴診器を使うなどして確認していきます。静脈瘤のような外見で判断できるようなものについてもこの検査で確認していきます。



まとめ

人間ドックのような検診を受けることは、自覚症状のない病気には非常に有効です。突然大きな病気にかかることを避けるためにも、ある程度の年齢に達したらきちんと受けるようにしましょう。もちろん、それ以上に大事なのは普段の生活で健康を心がけることです。できるだけバランスの良い食事をとること、最低限の運動と睡眠の確保、そして自分の身体に気に掛けることです。

自分で測定できる項目もあったり、検査キットを買えばできるようなものもあります。寿命を延ばすだけでなく、健康寿命も伸ばして豊かに人生にしましょう。