大学受験 1年間

大学受験、最後の1年が始まったタイミングでやはり意識が強くなるものですよね。高校3年生の中にはここから本気で勉強する人も多いはず。浪人生は、ここからやり直しという気持ちになっていることでしょう。

この最後の1年間、どう過ごしていくかで合否が大きく変わっていきます。その流れを詳しく書いていこうと思います。

対象志望校としては、東大理科一類レベル(東大・京大を除く旧帝大医学部なども似たレベル)としています。また、「最後の1年間は本気出すぞ」という高校3年生と浪人生に向けて書いています。高校12年生から始めようとしている人は、下の記事を読んでください。





計画を立てる

1年間これから頑張るぞ」というときにまずするべきなのが勉強計画を立てることです。これは1年間の大まかな流れを決めるもので、厳密にしすぎるのはよくありません。大体この時期にこんなことをするというのを決める感じです。

ここからはその計画について主に話していきたいと考えています。どの時期にどういうことをやるのが理想なのかについて語っていきます。

夏前まで (7月頃まで)

夏前までに行うべきことは「基礎固め」です。これはどこでもよく言われてることですね。でも、どの教科をどのように基礎固めをするべきかというのはあまり語られていないと思います。参考書と問題集を使った基礎固めについて語っていきます。

高校3年生 (全範囲を履修し終わってない場合)

高校3年生の場合、数学と理科の全範囲が終わっていない人が多いかと思います。これを夏前には確実に終わらせておきたいところです。公立高校だと授業で夏までに終わらないところが多いのですが、それは独学でどうにか乗り切ることを考えなくてはならないと思います。

 

数学は、数IIIがまだ終わっていないという人が多いと思います。やさしい高校数学IIIを使って基本事項を押さえましょう。これを2周はしたいところです。

やさしい高校数学の内容がある程度入ったら、青チャートIIIに移っていきます。例題を解いていきます。できれば、青チャートIIIの1周目が夏前までに終わると理想的だと思います。

 

物理は、物理のエッセンスを使っていきましょう。これは、参考書としても問題集としても非常に優れていると思います。まずは、履修していない範囲をきちんと読んで、公式の暗記と内容理解に努めていきましょう。

次に、物理のエッセンスの問題を全範囲解いていきます。この1周目が夏前までに終わると理想的だと思います。

 

化学は、チャート式化学で内容を入れていきましょう。おそらく、有機化学と高分子あたりがまだ未履修であることが多いと思います。そこは、かなり暗記に頼る部分が大きいので、それをきちんと頭に入れておくことが大事になってきます。

次に、セミナー化学で有機化学と高分子を復習します。とりあえず1周やってみましょう。ここで大事なのが、基本問題までを行うことです。発展問題は難しすぎるので手を出してはいけません。

そして、暗記が重要な無機化学も基本問題を1周しましょう。ここまでを夏前までに終わらせてほしいです。

 

英語は下の「全範囲を履修済みの場合」と同じなので、そちらを参考にしてください。

浪人生 (全範囲を履修済みの場合)

浪人生は全範囲を履修済みかと思います。その場合にどのように進めていくべきかというのを書いていきます。

 

数学は、青チャートをとりあえずやりましょう。数Iから数IIIまで例題を一通り全部解くのが、夏前までの目標です。

 

物理は、物理のエッセンスを全部解いていきます。ここで間違えた問題はもう1周しましょう。全体を1周と間違えた問題1周までを夏前までに終わらせましょう。

 

化学は、セミナー化学の基本問題までを1周し、基本知識の抜けはきちんと暗記するところまでが夏前の目標です。ここの知識の抜けは後々響いてくるので、夏前はそこを固めることだけを意識してください。

 

英語は、単語と英文法をある程度固められるのが理想的です。

単語帳は通常ならターゲット、東大志望なら鉄壁、を行うのがおすすめです。夏前までに最低でも3周はして、なるべく頭に詰め込みましょう。夏以降も使っていくことにはなります。

英文法は頻出英文法語法1000というのがおすすめです。おそらく最初はなかなか解けないと思うので、解説を読んで覚えていくというのが良いです。この問題集は解説が非常に読みやすくまとまっているので、ひたすらに暗記を続けていきます。暗記段階をとりあえず2周終わらせるのが夏前までの目標です。

夏から秋にかけて (811月頃)

この時期に大きく成績が伸びる人が多いものです。ぜひ、めげずに頑張っていきましょう。

高校3年生

高校3年生はこの時期に頑張って浪人生に追いついていきたいところです。

 

数学は、青チャートを数I~数IIIまで、例題を1周しましょう。そして、間違えた問題についてはもう1周しましょう。それでも解けない問題については覚えてしまうのが良いと思います。

そして、1対1対応の演習に入り、例題を1周しましょう。そこまでが秋までの目標となります。

 

物理は、物理のエッセンスで間違えた問題をもう1周解いて復習しましょう。そして、良問の風1周して、間違えた問題をもう1周しましょう。これらは基礎的な問題集なので、確実に内容を身につけておく必要があります。

そして、名問の森1周するところまでが目標です。名問の森レベルの問題が本番で頻出なうえ、物理はパターンが少ないのでこの問題集の内容を頭に入れてしまうことが合格のカギです。

 

化学は、セミナー化学をまず全範囲基本問題を1周します。夏前までにやった範囲も含めてです。この段階で解けていないものについては、おそらく知識不足となっています。抜けている知識については軽くメモをしておき、知識不足を補います。

セミナー化学で正答率が8割以下の場合は、間違えた問題をもう1周しましょう。そうでない場合は、きちんとメモの内容を覚えられればOKです。

そして、重要問題集1周目まで終わらせられるのがこの期間での理想です。

 

英語、国語、社会は浪人生の場合と同じなので、そちらを参考にしてください。

浪人生

浪人生はこの期間でいかに確実に内容を頭に入れるかが大事になってきます。ここの固まり方が入試に直結する部分です。

 

数学は、青チャートの間違えた問題を1周しましょう。それでも解けない問題は覚えてしまってから、さらにもう1周するのが理想です。

そして、1対1対応の演習に入っていきます。例題を、間違えたか間違えていないかにかかわらず、全体2周行いましょう。11対応の演習に出てくるレベルを確実に解けることが入試では大事です。ここは徹底的に固めていくことが大切になってきます。

 

物理は、良問の風1周して、間違えた問題をもう1周します。そして、名問の森を、間違えたかどうかにかかわらず、全体2周行いましょう。

 

化学は、重要問題集に入っていきます。とにかく解いていき、やはり間違えたかどうかに関係なく2周しましょう。

絶対にやるべきなのが、手計算で数値を出してくことです。この技術が結構本番の得点に響いてきます。速く確実に、というのを目指しましょう。

 

英語は、各技術を磨いていく段階になります。単語の暗記は継続的に行い、もう3周はしましょう。文法は、文法問題を解いてみて解けない問題は覚える、というのを2周はしたいです。

それらと並行して、3つやるべきことがあります。
基礎英文解釈の技術を使って、英文解釈を進めていくことです。これは2周を間違えたかどうかに関係なく行いましょう。

英作文の練習もしていきましょう。例解和文英訳教本公式運用編を使うのが良いです。1度自分で英作文書いてみます。うまく書けなかったものについて、どういうポイントが押さえられれば書けるようになるのか、というのをメモしていきます。そのメモをきちんと頭に入れるところまでを目標としましょう。余裕があれば長文編にも手を出したいところですが、他の教科との兼ね合いや自分の志望大学の英作文の傾向も見て判断してください。

リスニングは、キムタツのセンター英語リスニングなどを使っていきましょう。共通テストであっても、レベルはほとんど変わらないはずです。とりあえず何かしら共通テスト用にリスニングを練習していくべきです。とにかく、聞き取れるようになることが大切だと思います。自信がなければBASICから手をつけましょう。

東大志望の場合はキムタツの東大英語リスニングにも手をつけていきます。これもBASICがあるので、苦手な人はBASICから手を付けると良いです。

リスニングは、1周やれば十分だと思います。問題を解き、答え合わせのときにスクリプトを見ながらもう1度聞いてみる、というのを繰り返していきましょう。

 

国語にも手を出していかなければならない時期です。

入試現代文へのアクセス基本編を行いましょう。東大志望者は発展編まで解くのが良いです。これらは1周すれば大丈夫だと思います。1週間に2問くらいなどと決めて、定期的に解き続けるのが大事です。

古文や漢文は、まずは基本事項の復習を行います。古文は、古文単語315古典文法トレーニングあたりを使っていきましょう。漢文は、漢文早覚え速答法漢文句形ドリルを使っていきます。内容がきちんと身につくまで何回も読みなおしましょう。

 

社会は、黄色本と呼ばれるものを頭に入れるつもりで何周か読んでおけば良いと思います。日本史などの暗記が多い教科は、11答を使って内容復習もしておけるとなお良いです。

共通テストまで

共通テストが近づいてきた12月以降、問題集と共通テスト模擬問題を同時並行的に行うことになります。

高校3年生

数学は、1対1対応の演習を間違えた問題だけでいいのでもう1周しましょう。そして、それでも間違える問題は、例題をきちんと覚えたうえで、下の演習題を解いてみましょう。

また、共通テスト対策としては、模擬問題を数回分解けば十分だと思います。基礎が固まっていれば解けるものなので、形式に慣れておくくらいの感覚で解いておきましょう。

 

物理は、名問の森を単純にもう1周しましょう。解けている解けていないにかかわらず、全部やることが理想です。

物理も共通テスト対策は模擬問題を数回分で大丈夫です。

 

化学は、重要問題集2周目に入っていきます。これは間違えた問題だけで十分です。きちんと全部の問題を解けるようにしておきましょう。

化学も共通テスト対策は模擬問題を数回分で大丈夫です。

 

英語、国語、社会、は浪人生の場合と同じなので、そちらを参考にしてください。

浪人生

数学は、1対1対応の演習の間違えた問題をもう1周しましょう。それでも間違える問題については、例題の解答を読み込んだうえで、下の演習題を解きましょう。

数学の共通テスト対策は模擬問題を数回分解けば十分です。もし時間があれば、78回分くらいまでなら解いてみても良いと思います。時間がなければ、11対応の演習が優先です。

 

物理は、名問の森の間違えた問題をもう1周解きましょう。ここまでやれば、おそらくほとんどの問題が解けるようになっているはずです。

物理の共通テスト対策は模擬問題を数回分解けば十分です。

 

化学は、重要問題集3周目に入っていきます。これは間違えた問題だけで十分です。きちんと全部の問題を解けるようにしておきましょう。

化学も共通テスト対策は模擬問題を数回分で大丈夫です。

 

英語は、志望大学に自由英作文があれば例解和文英訳教本自由英作文編に、なければ例解和文英訳教本公式運用編長文編もやっている人はそちらも)の難しいと感じた問題をもう1周しましょう。

自由英作文は志望大学の問題形式を捉え、それに近いものを優先的に解いていきましょう。できれば信用できる先生などに添削をしてもらうのが良いです。

それから、長文問題を解いていきます。長文問題は基本的に1周解けば良いです。おすすめはやっておきたい英語長文500です。このレベルをとりあえず解き終えましょう。

共通テスト対策は、リスニングを重点的にやりましょう。おそらく、東大志望者以外は普段あまりリスニングをしていないはずなので、模擬問題などで10回分くらいは解くようにしましょう。筆記は模擬問題を数回分で十分だと思います。

 

理系の場合は、国語が結構共通テストで差が出てくるところだと思います。そのため、ここは結構きちんと共通テスト対策をしておきましょう。具体的には、模擬問題(必要ならばセンター試験過去問も)を10回分くらい解けると良いです。安定して8割を取れるようにできたら理想的です。

2次試験に古典がある場合は、古文上達基礎漢文道場に手を出し始められたらいいと思います。共通テスト前までに半分は終わらせたいです。

 

社会は、模擬問題を中心に10回分は解いて、問題ごと頭に詰め込むのが良いです。2次試験では出ないことを考えると、共通テストの直前に黄色本や模擬問題の内容を短期記憶でたくさん覚えてしまい、共通テスト後に忘れてしまうのがおすすめです。

共通テスト後から2次試験まで

いよいよ本番が近づいてきました。ここからは、高校3年生も浪人生も同じことをやっていきます。

 

問題集として継続するべきなのは、やっておきたい英語長文700です。これは、英語に触れ続けるという意味で、続けていきましょう。また、古典が2次試験にある場合は、古文上達基礎漢文道場を終わらせられるようにしましょう。

他にも、いまだに解けない問題が数学や理科である場合は、それらもきちんと処理しておきましょう。余裕があれば、数学の1対1対応の演習で、頻出分野の微分積分などの演習題を解くのが良いと思います。

 

あとは、過去問を解いていきます。10年分が理想的な量です。3日サイクルで、2日で1年分を解いて答え合わせし、残り1日で徹底的に復習しましょう。余った時間は過去問以外の問題集の時間にあてます。

2次試験の直前は、過去問の内容を覚えてしまうのが良いと思います。過去問と似た傾向の問題が本番で出ることが結構多いので、解けない問題は覚えてしまいましょう。

2次試験本番

前日は勉強せずに頭を休めましょう。そして、会場についたら自信満々で挑みましょう。他の人より自分はできるのだと信じましょう。自信は結果につながります。



まとめ

この例は全体のバランスが良い人について書いています。もちろん得意教科や苦手教科があるので、ある程度柔軟に時期は調整しながら勉強を進めていってください。

他にも大学受験関連の記事はたくさん書いているので、気になるものは読んでいただけると、合格がぐっと近づいてくると思います。

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