勉強 やる気

受験勉強に関する質問を受けるとき、実は最も多いのが「モチベーションの上げ方」についてです。勉強法の問題以前にやる気が出ないという大きな問題を抱えている人が多いのもあります。また、勉強法は自分が行なっているものが悪くても気づきにくいですが、やる気がないのは自分ですぐに分かる部分なので質問も多くなっているのだと思います。

そこで「根本的にやる気が出ない人」と「普段はやる気があるけど、たまにやる気がなくなることがある人」に対してモチベーションの上げ方を述べていきたいと思います。

根本的にやる気が出ない場合

普段から勉強したくないという人は多いと思います。しかし、きちんと大学には受かりたいと考えているでしょう。

そんな人に対して解決方法として3ほど方法を挙げていきたいと思います。

正しい勉強法を身につける

勉強のやる気が出ない理由として多数派なのが「たくさん勉強しても成績が伸びない」ということだと思います。実際に、学校の授業を一生懸命聞いても伸びない、塾に毎日のように通っていても効果がない、となるとやる気もなくなっていくでしょう。

そこで私の勉強法を試してみてほしいです。独学で誰でも参考書や問題集を適切な方法を用いて勉強することができるようにブログを書いています。さらに、有料ではありますが格安で勉強計画を立ててもいます。

 

私の勉強法のメリットは3あります。

1つ目は、今まで同じ勉強法でマンネリ化していた部分が解消されます。塾に通っていて同じような授業を受け続けているから段々とやる気がなくなってくるのだと思います。やる気が落ちているのであればやり方を変えてみましょう。

2つ目は、成績の伸びやすさです。授業を聞いているだけでは成績は伸びていきません。私の勉強法では自分で問題演習をする時間を重視しているので、成績が伸びやすいです。成績が伸びる感覚を味わうと必然的に勉強のやる気は出てくるはずです。

3つ目は、値段がかからないということです。塾に入るとどうしても月に数万円はかかってしまいます。入塾だけでかなりの額がかかることも多いです。私の勉強法はブログで無料で学べますし、勉強計画もすべてのオプションをつけてもたった24000で詳しく立てています。かかる費用はそれに加えて参考書代だけです。最も安く済む方法と言えるでしょう。

とりあえず勉強を始める

人の習性として「新たに動き出すのにはエネルギーが必要だが、続けるのにはそれほどエネルギーがいらない」というものがあります。つまり、勉強を開始するのがなかなか大変ということです。

そこで、とりあえず10分だけ勉強をしてみましょう。計算問題を5問だけ、英単語を20個だけ、みたいに10分程度で終わる目標を立ててそれだけをとりあえずやってみましょう。そうすると、やる気が出てくることが多いです。「もっとやってみよう」という感覚にもなるものです。もちろん、それでもやる気が出なければやめてしまい、数時間後にもう1度試してみるというようにしましょう。

人間の習性を活かしているので、多くの人に当てはまるモチベーションの上げ方だと思います。

人に宣言する

「今日は3時間勉強する」と考えていても、それは自分の中で思っているだけなので、簡単に約束を破ることができてしまいます。そうではなく、人にきちんと宣言しましょう。

例えば、勉強仲間を何人か作り、「今日は数学の問題を15問絶対に終わらせる」というように宣言するのです。これの強制力はかなり強いです。さらに、他の勉強仲間がきちんと勉強しているのを感じると、余計に勉強しなきゃいけないと思うようになるでしょう。

宣言する相手はきちんとした人を選ぶのも大事です。達成しなければならないという感覚を覚えさせられるような相手を選びましょう。

たまにやる気がなくなってしまう場合

勉強 やる気

普段はやる気があるのだけども不意に勉強のやる気がなくなってしまう、という人もそれなりにいると思います。「なんか1日やる気が出ないで終わってしまった」みたいな感じですね。

そういう場合は思い切ってちゃんと休んでみるのが1番良いです。変に勉強しようと頑張ってしまうと、やる気のない時間が長引いてしまいます。

「今日はなんだかやる気が出ないなぁ」と感じたら、勉強から離れて休んだり遊んだりしましょう。完全に勉強から離れることができればリフレッシュができ、夜には「そろそろやるか」となる可能性が高いです。逆に「今日はやる気が出ないけど机の前に座っておこう」としてしまうと、机の前に座り続けるだけの1日になってしまいがちです。

きちんとした切り替えをすることが勉強を継続するコツです。

やる気が出ないことへの私の考え

勉強のやる気が出ないことへの私の考えを最後に話していきます。

 

たまにやる気が出ないことがあるというのは誰にでもあるものだと思います。私自身もありましたし、東大理三に受かった他の人たちももちろんあったはずです。東大受験生だからといってずっと勉強しているわけではありません。たまには遊びに出かけることも必要かなと思っています。

これは受験勉強に限らず、何かを極めようとしたときには大事な考えです。社会人になってからも、自分の仕事以外にもたまには他のことにも手を出すことで、気分転換と同時に幅広い考えを得られるはずです。

 

根本的にやる気が出ないというのには3パターンあると考えています。

1つ目は、今まではやる気があったのに何らかの理由でやる気がなくなってしまったパターンです。成績が上がらなかったり、勉強の難易度が上がったりして、前まであったやる気がなくなってしまうというのはよくあることです。この場合は上のような方法をとっていくことで改善される可能性が高いのでぜひ試してほしいです。

2つ目は、科目によってやる気が出ないという場合です。これは、好きな科目を伸ばしていき、それで合格を勝ち取るのをオススメします。実際私は「古典は絶対使わないし勉強もしたくない」という感じでした。そのため、最低限の勉強をして、他の教科で補って合格しました。東大生ではそういう人は多いですし、そこまで得意教科を伸ばせることのメリットは大きいと思います。

3つ目は、今まで勉強したくなったことがないという場合です。大学受験生になってもこうなっている人は正直勉強に向いていないのでやめてしまったほうが良いと思います。他に好きなことがあればそちらを極めていきましょう。別に勉強なんかできなくても全然生きていけるのが今の世の中です。勉強したいなら大学に入り勉強を続ける、そうでないならそれ以外の道を考える、というのが最適な方法だと思います。

まとめ

勉強のやる気について色々と述べてきました。受験勉強は楽なものではありません。そのため、やる気がない状態では大学受験は乗り越えられません。

勉強のやる気を上げる、勉強への見方を変える、ということが必要です。ぜひ試してみてください。