大学受験に向けて勉強している子供を持つ親というのは色々なことを考えてしまうものです。
「子供の代わりに私が受けられたら……」なんて考える人も多いと思います。もちろんそんなことはできないので、親は子供をサポートしてあげることが重要になってきます。
どのように子供に接するのが理想的かというのを、つい数年前に受験生だった私の目線から話していきたいと思います。
理想的な接し方に必要な要素とは
子供にとって親のサポートとは何なのでしょうか。
勉強を教える役割というのは学校や塾が担ってくれています。勉強するのは子供自身です。こうなってくるとなかなかこの疑問の答えを導き出すのは難しいでしょう。
その難しい悩みを少しでも和らげるために、親としてどのような行動をとれば良いのかというのを3つのポイントで解説していきます。
大学受験の知識を持っておく
大学受験をサポートするという立場にいる以上、そのことについて何も知らない状態というのは良くないです。
数学や英語の知識を入れるという話ではありません。大学受験とはどういう仕組みなのかというのをきちんと頭に入れておくことが大事です。子供が受けようとしている大学や学部についてだけでも構わないので、必ず仕組みを知っておきましょう。
大学受験について無知な親を持つ子供側の気持ちとしては「何も知らないのに応援されてもなぁ」という感じになります。子供との連帯感を持つためにも大学受験の仕組みは必要な知識なのです。
きちんと仕組みを知ったうえで応援することは、親側のモチベーションにもつながります。野球を知らないで応援するのと、ルールを分かったうえで応援するのでは全然感じ方が違うでしょう。それと同じで、大学受験の知識を知ってから応援すると見え方が変わってきます。
仕組みが分かった後は、可能であれば勉強法についての知識も蓄えておくとよいでしょう。
自分からはあまり口を出さない
親の方から口を出さない、というのは難しいことかもしれません。どうしても言いたいことがあるとは思いますが、ぐっとこらえましょう。
子供なりに一生懸命やっているはずです。誰でも一生懸命やっていることに対して他人から口出しされるのは良しとしないでしょう。
受験の話を徹底的に避ける必要はありませんが、親の方から受験の話を頻繁にするのはやめておきましょう。子供も話したいことがあれば自分から話してくるはずです。子供から話してきたときに主に受験の話はするようにしましょう。
受験の話をするときには、親に対して悩みを打ち明けることがあるかもしれません。成績が伸びない、とか、やる気が出ない、みたいな話ですね。こういうときに、大学受験の仕組みを知っておき、勉強法についても知識を持っておくと、何かアドバイスができると思います。
快適な環境を作る
これはすでに意識している人が多いとは思いますが、勉強のしやすい環境づくりをしましょう。静かな生活環境にしたり、勉強のしやすい部屋作りをしたり、というのを意識するのが良いです。
勉強のしやすい部屋作りというのは色々あると思いますが、私はこのような経験があります。私は勉強机というのが苦手でした。そのため、もっと勉強しやすい方法がないかと思い、座椅子と机を買ってもらいました。座り心地がよく、休憩もしやすくなったので、そこから勉強の効率が上がりました。
他にやっておくべきなのが、晩御飯の時間を毎日同じ時間にすることです。勉強にはリズムが大事で、それを崩されると勉強はしにくくなります。晩御飯の時間帯が一定だと、それを基準にリズムが作れるのでおすすめです。
あとは、冷蔵庫に好きなジュースを入れておくなどのちょっとした気遣いがあると良いですね。
まとめ
受験は子供が1人でするものではありません。友達と競ったりや家族が支えたりすることの効果はすごく大きいものです。子供の成績を伸ばす理想的な接し方ができるように心がけましょう。
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誰でも独学でできる大学受験対策について、トップレベルの東大生が試行錯誤して成績を伸ばしてきた経験から色々な記事を書いています。 大学受験参考書 受験勉強体験記 勉強法総論 科目別勉強法
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