世界遺産という言葉は有名だと思います。しかし、具体的にどのような遺産があるのかを詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。日本にある世界遺産すらすべて把握することは難しいと思います。
この検定は主要な世界遺産を学ぶことができるものとなっています。世界遺産検定を勉強することで日本と世界の面白い場所について知ることができ、いつかそこに行ってみたいな、という気持ちになれます。以下、世界遺産検定の概要とその対策について書いていきます。
世界遺産検定とは
世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定です(世界遺産検定ホームページより)。
2019年までで累計25万人ほどが受検しています。4級から1級、さらにはマイスターというレベルまでがあり、1級を受けるには2級合格が、マイスターを受けるには1級合格が、それぞれ必要となります。今回は、初めてでも受けられる2級について語っていきます。
世界遺産検定2級の問題構成
世界遺産検定2級は日本のすべての世界遺産と世界の300個ほどの世界遺産が試験範囲となっています。すべてマークシート方式で、6割正答で合格となります。合格率は50%前後で、それほど低くはないと思います。
どの分野からどの程度問題が出るかというのがはっきりと決まっているのが特徴で、下のようになっています。
基礎知識 | 日本の遺産 | 世界の自然遺産 | 世界の文化遺産 | その他 |
20% | 25% | 10% | 35% | 10% |
受検対策
世界遺産検定の対策には公式の参考書と問題集を使います。まず、参考書を最初から順に読んでいきましょう。綺麗な景色や建物の写真がたくさん載っているので、楽しく読み進められると思います。とりあえず楽しみながら参考書を最後まで読んでいきましょう。
次に、試験対策として必要なことを進めていきます。
世界遺産検定のいう基礎知識とは、世界遺産の歴史や登録基準などの内容などです。この部分はきちんと覚えておかなくてはならないので、しっかり読み込み、必要ならば自分で内容をまとめるなどして、完璧に覚えておきましょう。最近の世界遺産委員会がどこで開かれたかというような最新状況も知っておくとより良いです。
日本の遺産については世界の遺産についてよりも詳しい知識を身につけておく必要があります。太文字以外の部分も内容はちゃんと把握しておくようにしておき、軽く自分でまとめておくことをお勧めします。なるべく自分でその遺産のイメージというのを覚えておきましょう。
世界の遺産については世界遺産の名前と説明中の太字のキーワードを覚えていきましょう。ただ、世界で最初の世界遺産、文化的景観、トランスバウンダリー、などの重要なものについては、それに該当する世界遺産が何なのかについても把握しておきましょう。
最後に問題集を解いていきます。知識問題中心なので、参考書の内容をただただ使って問題を解いていくことになります。ただ、たまに聞いたことのないような知識も出てくると思うので、そういうものはその場で覚えてしまいましょう。問題集と同じ問題も本番で出てくることがあるので、問題集で分からなかった問題の復習は効率的な勉強法となります。
まとめ
世界遺産は綺麗だったり興味深い歴史があったりするものです。世界遺産を色々見ていくことで、興味を持って実際に訪ねてみるのも面白いと思います。日本にも20件以上あるので、そこからだと行きやすくて良いと思います。世界遺産を学ぶだけで世界旅行に行ったような現実逃避的な要素があって楽しいので、ぜひ挑戦してみてください。
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