私は地方公立高校から東大理三に独学で現役合格した者として、その方法や私の考えについて色々と私のブログで書いています。大学受験時はきちんとした方法を確立したうえで戦略的に勉強を進めていたと思っています。
大学受験については色々詳しく書いてきた私ですが、高校受験についてはほとんど触れてきませんでした。そのため、今回は私が(一応進学校の)地方公立高校に合格した過程について話していきます。
中学時代の勉強スタイル
高校時代には独学で勉強を進めており、高校のカリキュラムとは関係なく進めていました。というのも、そうでないと3年間で東大理三に合格するのは難しいと感じたからです。
しかし、そんな私も中学生時代は学校と同じペースで勉強を進めていました。地元の普通の中学校とはいえ、県内の公立高校に入るだけなら確実にできるようなカリキュラムにはなっていたはずです。
基本的には、定期テストの1週間前になったら学校で配られた問題集を解き始めます。授業をきちんと聞いていないせいもあって1周目は3割くらいしかわからないということがほとんどです。そこで、解答を見てわからないところを全部暗記していきます。2周目では暗記ができているかをチェックして、それでもわからないところをさらに覚えていきます。
こんな感じで少なくとも理科と社会はかなりの点数が取れるようになっており、数学や英語も解き方を覚えてどうにか点数を取っていました。
国語だけはそう上手く進められませんでした。すごく表面的な勉強しかしていなかったので、漢字や教科書からそのまま出るような問題なら解けたのですが、応用はほとんど解けずにそのまま苦手科目になっていきました。
高校受験を意識し始めた時期
定期テストは上のような感じで進んでいったのですが、高校受験はそんな簡単にはさすがに行きません。
高校受験を意識し始めたのはやはり部活が終わった夏休みあたりでした。それまで志望校も特に決まっていなかったのですが、中学校でもそういう話題があがるようになっており、そろそろきちんと勉強しなければと感じ始めました。
定期テストである程度点を取っていたこともあり、県内では進学校と呼ばれる公立高校に進学を勧められ、自分自身も大学受験は考えていたのでそこを志望校に選びました。ここから受験を意識した勉強を始めるのです。
高校受験に向けた勉強
定期テストの勉強を重ねていっていたので、理科と社会はある程度模試でも得点できる状態でした。なので、忘れていることを学校の問題集で復習するのが勉強の中心でした。
英語は英単語と英文法をもう1度全体的にきちんと勉強しました。これをした後は、今までの積み重ねもあってそれなりに点数が取れるようになりました。英単語のような地道な勉強は当時の勉強嫌いの私にとってはかなりツラかったのですが、受験が近づいていると考えるとやらざるを得なかったです。
数学は定期テストでは点数が取れていましたが、模試のように範囲が広くなると間違えることも多くなっていました。応用的な問題も解けなかったり時間が足りなかったりという感じです。とは言っても公立高校受験では定期テスト+αくらいのレベルしか出ないこともあり、ちょっと応用的な問題集を解くという対策で全体的な復習を行なうことで点数が伸びました。
最も大変だったのが国語です。簡単な問題集から入っていき、標準的な問題集を解いて演習を重ねました。ただ、それでも国語の文章はパターンに当てはまらないものが多いので、結局最後まであまり点数の伸びない科目でした。普段からの読書などの積み重ねが大事なのだとここで知りました。
高校受験の結果
大学受験と違い、高校受験で浪人というのはほとんど聞かないはずです。私も第一志望の公立高校以外に確実に受かる私立高校を受けました。とりあえずこの私立高校の受験は乗り切り、いざ本番という感じでした。
ここで大きな問題が起きました。高校受験2日前に風邪を引いて熱を出したんですね。これは想定外も想定外でかなり焦りました。どうにか熱は下げて受験には臨みました。
1日目の最初の科目が苦手科目の国語で、さらにこの時点ではまだ体がだるい感じで、もう手ごたえがないことこの上なかったです。段々と体調が治ってきたこともあり、それ以降の科目はどうにかなったかなという感じでした。
国語のできなさもあってかなり自信がなかったのですが、なんとか合格していたみたいでした。(受験番号を勘違いしていてその番号がなくて一瞬焦った笑)
入学後に入試の点数が分かるのですが、やはり悲惨な国語を他の科目でカバーしていたようです。1科目できなくても諦めないことが大事ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。中学生時代から「基礎的な部分を大事にする」という方針だけは守っていたことが分かったのではないでしょうか。
学校で配られた問題集から定期テストはほとんど出題されますし、公立高校なら定期テストレベルよりちょっと難しいかなくらいのものが出るだけです。そこを確実に押さえていくのが何よりも大事なのですね。
この高校受験の経験、そして大学受験の経験を経たうえで、中学校時代にやっておいた方がいいなと感じたことをまとめた記事もあるので、そちらもぜひご覧ください。
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